
【公開日】 2025年10月31日
【上映時間】 122分
【配給】 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/松竹
【監督】 熊澤尚人
【出演】 坂口健太郎/渡辺謙/佐々木蔵之介/土屋太鳳/高杉真宙/音尾琢真/柄本明/渡辺いっけい/尾上右近/木村多江/小日向文世 ほか【ストーリー】
山中で謎の白骨死体が発見される。事件解明の手掛かりは、遺体とともに発見されたこの世に7組しか現存しない希少な将棋駒。容疑をかけられたのは、突如将棋界に現れ、一躍時の人となっていた天才棋士〈上条桂介〉だった。さらに捜査の過程で、桂介の過去を知る重要人物として、賭け将棋で裏社会に生きた男〈東明重慶〉の存在が浮かび上がる。桂介と東明のあいだに何があったのか?謎に包まれた桂介の生い立ちが明らかになっていく。それは、想像を絶する過酷なものだった......。
早い時間に出発し
11/8イオンシネマ高崎で朝の8:30から鑑賞しました。
以前に来たときには、イオンシネマまでの道のりと駐車場のあまりに酷い混み具合に、正直行きたくないな、と思いつつ向かいましたが、7:30頃はさすがにそこまで混んではいませんでした。

映画を観て感じたこと
実は、昔から将棋は好きなので楽しみにして映画を観にいきました。
今回観る前から将棋の世界に対する葛藤の映画なんだろうと勝手に思い込んでいる部分があって、予告の内容とか耳に入ってなかったのかもしれません。
最初はサスペンスではなく将棋界の話と思い込んでいたので、ちょっと肩透かしされた印象ですが、最終的に点と線が重なるように解決していったので、さすがな作りでした。
内容的には、伏線回収がきっちりしていたと思います。
でも、最終的にそれでいいのか、と考えさせられる結末だった気がします。
上条にしても東明にしても、根っこに悲しみを抱えた、似た者同士というのがこの映画で思ったことです。
細かい内容はさておき、生きた時代背景や、関わって来た人たちで人は変わるけれど、根っこには悲しみがあるのだなと感じました。
もちろん、いい方向に転ぶか悪い方向に向かうのも関わってきた人によるんだなと…
最終的な思いは、勝負の世界は厳しいものなんだなってことでした。
この内容については、映画の中の内容というより、私自身が感じていた将棋や囲碁、つまりプロの世界に入るまでの過酷な戦いは、別のスポーツの世界とも通じるように厳しい世界だと改めて感じました。
印象に残ったのは、1970年代初頭には小学生でも新聞配達してる子がいたんだよなぁと少し思い出しました。
当時の小中学生の中にはいた、と思ったし私の時代でも少し下りますが確かに記憶しています。
私は、小学生や中学生で新聞配達は大変だと思っていたので、辛いなぁと当時は感じていました。
学校の先生から新聞配達の話をクラス全員に話していた記憶があり、その当時は当たり前の風景だったのかもしれません。
ちなみに、刑事役で佐々木蔵之介が出ていて、役としてはちょっと古株のあくの強いおっさんって感じだったんですが、他の映画レビューを見た時に物足りないという声もあるようですが、好演していたと思います。
こんな人もいるだろうし、いいのでは。
そういう人たちにはきっとイメージする人がいるんでしょうね。
主人公は坂口健太郎
実は、大きな勘違いをしていまして、主人公を医療ドラマ「医龍」に出演していた坂口憲二さんと混同していました。
印象がこれほど変わるものかと、頭の中には疑問符ばかり浮かべながら観ていました。
最終的に、観終わって映画.comで坂口健太郎さんを確認したところ、やはり映画に出ていた人と同じだと確認しました。
しかし、疑問符が解消されなかったため、医龍に出演されていた人を調べてみたら…
あぁ、そもそも名前が違っていたのですね。
映画とは別件ではありますが
今回は映画の感想を書こうと思っていましたが、作品を観て様々なことを感じたため、映画の内容そのものよりも、そちらの感想を中心に記事にしたいと思います。
特に印象に残ったのは、作中に登場する「真剣師」という存在です。
また、この映画にも「奨励会」というものが登場しますが、こちらは年齢制限があり、定められた期間内にプロになれなければ退会しなければならないという、非常に過酷な世界であると認識しています。
この映画を観て、以前観た「国宝」という作品のことを思い出してしまいました。
「国宝」、歌舞伎といった伝統芸能の世界における、血統や血縁の厳しさによって狭められてしまうことについて、今回の映画で改めて考えさせられました。
あまりにも閉鎖的な世界では、才能があっても排除されてしまうのではないか、これは現代にはそぐわないのではないかと感じていました。
しかし、この映画を観たことをきっかけに、将棋の編入試験や囲碁の「外来(※)」について知ることができました。
このようなことに気づけたことは、ある意味で私にとって収穫であったと感じています。
(※囲碁における「外来」とは、プロ棋士以外の者が参加できる大会などを指します。後述)
奨励会とは?
映画を観て気になって、将棋界について軽く調べてみました。
奨励会とは何なのか?
奨励会の主な年齢制限は、入会は満19歳以下、退会する年齢の最終ラインは満26歳。
満26歳の誕生日までに三段リーグを突破し四段に昇段できなければ退会、勝ち越しを続ければ年齢制限を超えても次期リーグに参加できる救済措置があります。
級位と年齢: 年齢によって異なり、満15歳以下は6級、満19歳の場合は1級から。
編入試験って何?
将棋の編入試験を受ける条件は?
棋士編入試験は奨励会を経ないで棋士になれる制度のことで、受験は一部の女流棋士やアマチュアにも参加資格があります。
将棋界だけではなく、囲碁界も同じようなものです。
編入試験はいつから
将棋の棋士編入試験は昔からあるわけではなく、プロ棋士を志すための奨励会制度が確立されてきたのに並行して制度化されたものです。
現在はアマチュアや女流棋士がプロになるための道として知られていますが、奨励会を経て四段からプロ棋士になるのが一般的なルートです。
- 奨励会制度との関係: 奨励会を経ずにプロ棋士になれる道として、編入試験が設けられるようになりました。
- 編入試験の条件: プロ公式戦で一定の成績(勝率6割5分以上)を収めることで受験資格を得られます。
- 試験内容: 編入試験に合格するためには、5人の奨励会三段と対局し、3勝する必要があります。
- 最近の動向: 奨励会に在籍した経験のないアマチュアも編入試験に合格できるようになり、将棋の門戸が広がっています。
アマチュアからプロになった将棋棋士とは?
年齢制限や試験不合格で奨励会を退会した後にアマチュアで活躍し、瀬川棋士、今泉棋士、折田棋士、小山棋士の4人は、編入試験を経てプロになりました。
戦前には、花村元司棋士は賭け将棋の「真剣師」という異なる道からプロになった人もいるそうです。
これらの棋士は、一度はプロの道を諦めながらも、強い意志と才能でプロ編入試験を勝ち抜きました。
囲碁の院生制度
囲碁にも将棋の奨励会に似た「院生制度」があります。
この制度は、日本棋院や関西棋院に所属して集中的に訓練を受けるシステムです。
実力に応じてクラス分けされ、成績を上げると昇級し、最終的にプロ(棋士)になる道が開かれます。
プロへの昇格: 院生として一定の成績を収めると、プロ棋士の資格を得ることができます。
そして、囲碁にも将棋の編入試験と同じように外来で採用試験を受ける、女流棋士枠などの制度があります。
将棋の奨励会も厳しいですが、囲碁のプロ採用試験はさらにシビアで、院生は17歳、外来でも22歳という若さでプロの夢を諦めざるを得ません。
これは、才能と努力があっても、定められた時間内に結果を出さなければならないという、血縁とは異なる、まさに『時の血筋』とも呼ぶべき、残酷な現実です。
囲碁の方が年齢制限が遥かに厳しく、「国宝」のような血筋・伝統とは異なり、時間の制約という別種の厳しさを感じました。
夢の世界でもあるので、ここで夢が断たれるというのは余りに過酷です。
そういったあぶれた人の多くが真剣師になるのではと以前思ったことがありました。
真剣師として生きることしかできなくなったとしても、かつての夢ですから。
真剣師とは?
真剣師(しんけんし)とは、将棋、囲碁、麻雀といった賭け事を生業としている人のことです。
プロ棋士がタイトル戦で賞金を獲得するのとは異なり、真剣師は主に個人的な賭けで生活しています。
詳細
- 名前の由来: 賭け事のことを「真剣」と呼ぶことに由来します。
- 主な活動: 賭け将棋や賭け麻雀など、テーブルゲームによる賭博を行います。
- 将棋と麻雀での呼び名: 将棋の真剣師は「くすぶり」、麻雀の真剣師は「裏プロ」と呼ばれる。
- 歴史: 1960年代までは、プロに匹敵する実力を持つ真剣師が全国に数十人。
- 有名な真剣師:
- 小池重明: 「新宿の殺し屋」と呼ばれた将棋の真剣師。
- 加賀敬治: 「鬼加賀」と恐れられた大阪の真剣師。
現在の真剣師は…
現代は非常に少なく、公の場に出ることはほとんどありません。
主な理由
- 法律による規制: 日本では賭博は法律で禁止されている。
- 社会環境の変化: 取り締まりの厳格化や社会的な目の厳しさにより、ほとんど消滅。
- 活躍の場の消失: インターネット対局の普及により、対面での賭け事の機会は減少。
お馬鹿なことに
最後の最後、自宅に帰る途中でショッピングセンターに寄りました。
いざ、支払いの段階で「あれ、電子マネーを入れておいた長財布はどこいった」。車に戻って探しまくったけれど見つからず、結局今日1日イオン街にいたので、どこかに落としたのではと思い、自宅に帰ってから早速連絡を入れてみました。
不安な気持ちでイオンシネマに確認してみると、二本目の映画、攻殻機動隊を観た時に落としてしまったことに気付いて一安心。
あまりに間抜けすぎて言葉がでないくらいですが、また10キロ弱戻るのも辛いので、明日伺いますと…
翌日、9時過ぎに家を出て9時半過ぎにはイオンに着いていました。
少し早めだし、その時間は開店前(イオンシネマでは映画はやってます)だったので、のんびり待って入店して自分の手に戻ってきたときには、本当に良かったと思いました。
なぜなら、ここに免許証まで入れていたので。
つまり無免許でイオンまで行ってしまいました。