- 🔶1. 導入:こんなふうに感じたこと、ありませんか?
- 🔶2. 生きづらさは、誰にでもある。でも…
- 🔶3. 実は、みんなグラデーションのどこかにいる
- 🔶4. 自分は普通だと思っていたけど…
- 🔶5. でも、苦しむ必要はないんです
- 🔶6. 最後に:自分を知るということ
〜それって、あなたがダメなわけじゃないかもしれません〜
🔶1. 導入:こんなふうに感じたこと、ありませんか?
仕事が長続きしない
人付き合いがなんとなく苦手
一人でいる方が楽だと感じる
周りから「変わってるね」って言われる
自分はダメな人間だと思ってしまう
昔、世界に一人だけでいいなって思っていた時期がありました。
料理を作ってくれる人、テレビの製作者、音楽を作る人、床屋さん…必要最小限の人さえいれば、一人で生きていけるのにって。
そんなふうに思ったことがある人へ。
これは誰か特定の話ではなく、もしかしたら あなた自身の中にもある話 かもしれません。
🔶2. 生きづらさは、誰にでもある。でも…
実は、表面上は「普通」に見える人たちの中にも、ずっと苦しみを抱えてきた人がいます。
「何が苦しいのかわからない」けど毎日がしんどい。
それでも誰にも相談できない。
だから「自分はただの甘えなんじゃないか」「他の人はできているのに、なぜ自分はダメなんだろう?」と思ってしまう。
そんな循環に陥っている人は、思っているより多いのです。
🔶3. 実は、みんなグラデーションのどこかにいる
以前、精神科医の講習で聞いた話があります。
「障害って、グラデーションのように強い人から弱い人まで、少しずつかかっているものなんです」と。
つまり、完全に0%の人なんてほとんどいないということ。
10%〜30%:「普通」に見える人たちの多く(でも実は、なんとなく生きづらさを感じている)
30%〜60%:「あれ、もしかして?」と気づき始める人たち
60%以上:明らかに困り感が強く、支援が必要な人たち
そして、トランプ大統領?
まあ、彼はグラデーションの...別の意味で興味深い例かもしれませんね(笑)
重要なのは、あなたがどの位置にいても、それは決して一人ぼっちの場所じゃないということ。
気づいていない人、認めたくない人、認めようとしている人、クローズで静かに生きている人...本当にたくさんの人が、このグラデーションのどこかにいるんです。
大切なのは、「苦しんでいる自分」を責めないこと。
そして、あなたは決して一人じゃないということです。
🔶4. 自分は普通だと思っていたけど…
正直、自分では「普通にやってきた」と思っていました。
ハローワークで求人を探して、応募して、面接を受けて、入社して…いわゆる"正規のルート"でちゃんとやってきたつもりでした。
短いところでは1年未満で辞めることもあったけど、長いところでは5年くらい続けた会社もあります。
「次こそはうまくやろう」と思って、何度も頑張ってきました。
でも、会社によっては本当に厳しく言われました。
人として否定されるような言葉も浴びせられたことがあります。
それでも、「自分が悪いんだ」「もっと努力しなきゃ」と思って、心をすり減らしながら必死で続けていました。
けれど、あるときふと立ち止まって思いました。
こんなに頑張っても、なんでうまくいかないんだろう?
今になってようやく少しずつわかってきたんです。
自分の中にある"見えにくい特性"が、もしかしたらその原因のひとつだったのかもしれないって。
それを「障害」と呼ぶかどうかは人それぞれだけど、少なくとも 自分の中にある生きづらさの正体に少しだけ気づけたことで、自分を責める気持ちが少しだけ和らいだ のも事実です。
以前働いた会社で、最初の3か月間は全く成果が出ませんでした。
同期が月に1件は契約を取る中、私は一件も取れず悩んでいました。
でも、3か月を過ぎた頃から急に結果が出始め、最終的には店舗でトップの成績になったこともありました。
覚えるまでに時間がかかるけれど、一度覚えると能力を発揮できる。
そんな自分の特性に、少しずつ気づけるようになったのです。
🔶5. でも、苦しむ必要はないんです
生きづらさを感じるのは、あなたがダメだからではなく、単に"合っていないだけ"かもしれません。
もしかしたら、特定の分野に向いている特性を持っているかもしれない。
「こういう生き方が正しい」って決めつけなくていい。
まわりと違っていても、自分を知ることで楽になれることがあります。
🔶6. 最後に:自分を知るということ
これは「障害かもしれない」と気づかせるための話ではありません。
自分の「生きづらさ」に 正体があるかもしれない と思えるだけでも、少しだけ心が軽くなることがあります。
誰かに理解されなくても、まずは自分が自分を知ってあげること。
それが、きっと一歩になると思っています。
